栄養士再教育講習会(令和4年度)事業結果
1.事業内容
受講方法:ライブ配信(zoom)+アーカイブ配信
受講期間:【第1弾】令和4年12月4日【第2弾】令和5年1月14日
研修内容
月日 | 時間 | 内容 |
【第1弾】 12月4日(日) |
テーマ:「【災害】を学び、滋賀の【災害時】に備えるべきこと」 |
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9:00~9:10 |
開会・あいさつ |
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9:10~10:45 |
「避難所における災害時の対応 【講師】女子栄養大学 公衆栄養学研究室 |
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10:45~10:50 |
休憩 |
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10:50~12:25 |
「栄養士が考える防災・災害対策 【講師】一般社団法人母子栄養協会 |
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12:25~12:30 |
閉会・事務連絡(アンケート) |
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【第2弾】 1月14日(土) |
テーマ:「管理栄養士・栄養士が滋賀の災害時の【食】を守るために」 |
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9:00~9:10 |
開会あいさつ |
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9:10~10:45 |
「“実用的な非常食”を考える! 【講師】甲南女子大学 |
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10:45~10:50 |
休憩 |
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10:50~12:25 |
「災害時における食物アレルギー疾患への対応 【講師】おむすびキッチン |
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12:25~12:30 |
閉会・事務連絡(アンケート) |
2.受講者の状況
(1)全体
第1弾 | 第2弾 | ||
ライブ配信 |
申込者数/参加者数(率) |
19名/15名(78.9%) | 21名/14名(66.7%) |
アーカイブ配信 | 配信者数(アーカイブのみ申込者数) | 119名(内、100名) | 153名(内、132名) |
再生回数 | 215回 | 291回 | |
アンケート回答数(率) | 83名(69.7%) | 81名(52.9%) |
※これ以下はアンケート結果より
(2)職種
第1弾 | 第2弾 | |
管理栄養士 | 70人 | 69人 |
栄養士 | 13人 | 12人 |
計 | 83人 | 81人 |
(3)会員
第1弾 | 第2弾 | |
会員 | 52人 | 56人 |
非会員 | 31人 | 25人 |
計 | 83人 | 81人 |
(4)所属
第1弾 | 第2弾 | |
地域活動事業部 | 15人 | 14人 |
医療事業部 | 8人 | 12人 |
福祉事業部 | 45人 | 39人 |
公衆衛生事業部 | 7人 | 9人 |
学校健康教育事業部 | 6人 | 4人 |
勤労者支援事業部 | 0人 | 1人 |
研究教育事業部 | 1人 | 1人 |
現在は所属なし | 1人 | 1人 |
計 | 83人 | 81人 |
(5)年代
第1弾 | 第2弾 | |
20代 | 13人 | 11人 |
30代 | 29人 | 21人 |
40代 | 18人 | 22人 |
50代 | 15人 | 18人 |
60代 | 5人 | 7人 |
70代以上 | 3人 | 2人 |
計 | 83人 | 81人 |
(6)地域
第1弾 | 第2弾 | |
大津 | 12人 | 16人 |
草津 | 14人 | 14人 |
甲賀 | 10人 | 7人 |
東近江 | 22人 | 23人 |
長浜 | 12人 | 9人 |
彦根 | 10人 | 9人 |
高島 | 3人 | 3人 |
計 | 83人 | 81人 |
(7)受講方法
第1弾 | 第2弾 | |
ライブ配信 | 15人 | 14人 |
アーカイブ配信のみ | 68人 | 67人 |
計 | 83人 | 81人 |
3.アンケート結果(抜粋)
*本研修会をどのようにして知りましたか。(複数回答可)
第1弾 | 第2弾 | |
滋賀県栄養士会から送られてきた 「郵送物(研修案内)」を見て(会員宛) | 32人 | 34人 |
滋賀県栄養士会から送られてきた 「メール(研修案内)」を見て(会員宛) | 28人 | 27人 |
滋賀県栄養士会から送られてきた 「郵送物(研修案内)」を見て(事業所宛) | 33人 | 24人 |
滋賀県社会福祉協議会からの案内メールを見て | 1人 | 0人 |
滋賀県健康医療福祉部からの案内メールを見て | 0人 | 0人 |
滋賀県保育協議会からの案内チラシを見て | 2人 | 3人 |
大津市役所福祉子ども部からの案内メールを見て | 0人 | 0人 |
日本保育協会 滋賀支部からの案内メールを見て | 0人 | 0人 |
計 | 96 | 88 |
*(非会員)栄養士会へ入会されない理由を教えてください。(複数回答可)
第1弾 | 第2弾 | |
会費が高いから | 10人 | 11人 |
忙しいため研修に参加できず会費が もったいないから | 13人 | 14人 |
コロナ禍によりイベント(研修等)に 参加する機会が減ったから | 4人 | 4人 |
会報誌よりも県や市からの情報の方が早く届くため | 1人 | 0人 |
入会しなくても栄養士の仕事をする上で 困らないから | 7人 | 5人 |
他県の栄養士会に所属している | 1人 | 0人 |
年齢的なこともあり、この先栄養士としての仕事を希望しない。 | 1人 | 0人 |
計 | 37 | 34 |
4.総評(アンケートより)
(1) 受講者数について
昨年度のアンケート結果を受け、今年度もライブ配信とアーカイブ配信を実施した。全体の申込者数は昨年度より若干増えたが、ライブ配信に関しては申込の時点で参加率が低く、アーカイブ配信希望者が大半を占めた。いつでも受講ができる、期間内に何度も受講できることが利点となり、アーカイブ配信の再生回数は増加した。
(2) アンケートの回答について
今年度も、Googleフォームを使用しアンケートを実施した。回答率を上げるために、受講開会時、閉会時にアンケートについてのアナウンスを行った。また、申し込み時の他に、アンケートでもメールアドレスの登録をお願いしたことにより、アンケート未提出の方に向けて、再度受講案内およびアンケート提出依頼を行うことができた。昨年に比べ回答率はアップしたが、受講者の約半分程度となっているため来年度も細かな対応が必要と考える。
(3) 研修形式について
コロナ禍において、ライブ配信とアーカイブ配信によるオンライン研修を併用した現代のニーズにマッチした研修プログラムを構築することができた。年代別でみると20代~30代の参加が増えたことは、これまでは子育て等でスキルアップを中断せざるを得なかった世代についても、対面研修開催にかわりオンラインによる研修となったことが学びを継続したい管理栄養士・栄養士のニーズに答えられた形となった。
また、コロナ前の対面形式での開催時は非会員の参加は全く見込めない状況であったが、オンライン開催によって非会員の受講が増え、より多くの管理栄養士・栄養士の受講を可能にした。
(4) 研修開催の案内について
昨年度に続き、チラシの作成を業者に委託し、会員の有無関係なく、管理栄養士・栄養士の配属がある県内の事業所へ開催要領とともに案内を送付した。その他、関係機関へメールの配信の依頼も行ったが、チラシや開催要領を実際に見ての申込みが多かった。
(5) 内容について
今年度も第1弾と第2弾でテーマを決め、各専門で活躍されている講師の先生に依頼することで、より充実した内容となった。
講演内容の評価は概ね良く、価値の高い研修となったと考える。
(6) 非会員について
本研修会は非会員も“無料”で参加できるため、会員・非会員関係なく様々な職場環境に勤務する管理栄養士・栄養士がスキルアップすることができる良い機会と捉えている。しかしながら、業務上の課題を解決して業務に活かすための専門知識と実践力を定着させるためには、自分の知りたい情報だけを求めて学ぶのではなく、会員となって学びを継続する必要がある。
入会しない理由として、「忙しいため研修に参加できず会費がもったいないから」「コロナ禍によりイベント(研修等)に参加する機会が減ったから」とあるが、(公社)日本栄養士会及び(公社)滋賀県栄養士会はほぼすべての研修会がe-ラーニングも含めたオンライン研修となっており、学びを継続したい管理栄養士・栄養士のニーズに答えられる形となっているため、次年度はそれらの情報も含めて発信していきたいと考えている。
(7) まとめ
公益社団法人の役割として、社会が求める健康寿命延伸と、あらゆるステージでの栄養と食を担える管理栄養士・栄養士の育成が求められている。管理栄養士・栄養士が働きながら学ぶ環境はいまだ十分に整っているとは言えないが、次年度もオンラインによる開催により、より多くの管理栄養士の受講を可能にしたい。
勤務先に一人しかいない管理栄養士・栄養士でも、業務上の課題を解決していく課題解決能力を身につけることができる研修プログラムとなるよう、受講者の声を反映しつつブラッシュアップしていきたいと考えている。
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