栄養士再教育講習会(令和5年度)事業結果
1.事業内容
受講方法:ライブ配信(zoom)+アーカイブ配信
受講期間:【第1弾】令和5年12月2日【第2弾】令和6年1月28日
研修内容
月日 | 時間 | 内容 |
【第1弾】 12月2日(土) |
テーマ:「専門知識と実践力を更新し、業務上の課題を解決するために必要なこととは」 |
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13:00~13:10 |
開会・あいさつ |
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13:10~14:40 |
「国の栄養施策の動向」 【講師】公益社団法人日本栄養士会 |
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14:40~14:45 |
休憩 |
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14:45~16:15 |
「必要とされる管理栄養士・栄養士になるために 【講師】公益社団法人日本栄養士会 |
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16:15~16:25 |
閉会・事務連絡(アンケート) |
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【第2弾】 1月28日(日)
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テーマ:「あらゆるステージでの栄養と食を担える管理栄養士・栄養士のあるべき姿とは」 |
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13:00~13:10 |
開会あいさつ |
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13:10~14:40 |
「地域共生社会における 【講師】公益社団法人日本栄養士会 |
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14:40~14:45 |
休憩 |
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14:45~16:15 |
「兵庫県栄養ケア・ステーションの取り組み 【講師】公益社団法人兵庫県栄養士会 |
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16:15~16:25 |
閉会・事務連絡(アンケート) |
2.受講者の状況
(1)全体
第1弾 | 第2弾 | ||
ライブ配信 |
申込者数/参加者数(率) |
24人/20人(83.3%) | 24人/13人(54.1%) |
アーカイブ配信 | 申込者数 | 188人 | 178人 |
※ライブ配信の申込者にも配信をしています。 | |||
再生回数 | 551回 | 345回 | |
アンケート回答数(率) | 162人(76.4%) | 102人(50.4%) |
※これ以下はアンケート結果より
(2)職種
第1弾 | 第2弾 | |
管理栄養士 | 143人 | 87人 |
栄養士 | 19人 | 15人 |
計 | 162人 | 102人 |
(3)会員
第1弾 | 第2弾 | |
会員 | 113人 | 71人 |
非会員 | 49人 | 31人 |
計 | 162人 | 102人 |
(4)所属
第1弾 | 第2弾 | |
地域活動事業部 | 29人 | 22人 |
医療事業部 | 46人 | 20人 |
福祉事業部 | 64人 | 46人 |
公衆衛生事業部 | 9人 | 5人 |
学校健康教育事業部 | 10人 | 6人 |
勤労者支援事業部 | 1人 | 1人 |
研究教育事業部 | 1人 | 1人 |
現在は所属なし | 2人 | 1人 |
計 | 162人 | 102人 |
(5)年代
第1弾 | 第2弾 | |
20代 | 26人 | 13人 |
30代 | 46人 | 29人 |
40代 | 39人 | 24人 |
50代 | 32人 | 19人 |
60代 | 16人 | 13人 |
70代以上 | 3人 | 4人 |
計 | 162人 | 102人 |
(6)受講方法
第1弾 | 第2弾 | |
ライブ配信 | 24人 | 12人 |
アーカイブ配信のみ | 138人 | 90人 |
計 | 162人 | 102人 |
3.アンケート結果(抜粋)
*本研修会をどのようにして知りましたか。(複数回答可)
※第1弾、第2弾アンケートを合算
回答数 | |
滋賀県栄養士会から送られてきた 「郵送物(研修案内)」を見て(会員宛) | 116人 |
滋賀県栄養士会から送られてきた 「メール(研修案内)」を見て(会員宛) | 3人 |
滋賀県栄養士会から送られてきた 「郵送物(研修案内)」を見て(事業所宛) | 49人 |
滋賀県社会福祉協議会からの案内メールを見て | 2人 |
滋賀県健康医療福祉部からの案内メールを見て | 4人 |
滋賀県保育協議会からの案内チラシを見て | 8人 |
滋賀県栄養士会ホームぺージを見て | 2人 |
上司からの指示 | 2人 |
友人・知人の紹介 | 8人 |
*(非会員)栄養士会へ入会されない理由を教えてください。(複数回答可)
※第1弾、第2弾アンケートを合算
回答数 | |
会費が高いから | 48人 |
忙しいため研修に参加できず会費が もったいないから | 23人 |
魅力的なイベント(研修等)がないから | 8人 |
向上心がないから | 3人 |
入会しなくても栄養士の仕事をする上で 困らないから | 23人 |
管理栄養士・栄養士の資格を使った仕事をしていないから | 3人 |
ブランクが長く、ごく最近管理栄養士として再出発を始めたばかりのため | 1人 |
どういう団体かよくわからないから | 1人 |
前任からの引継ぎでそのままになっている | 1人 |
他府県で仕事をしている | 1人 |
スキルアップなどの研修をされていることを知らなかった | 1人 |
4.総評(アンケートより)
(1) 受講者数について
今年度もライブ配信とアーカイブ配信を実施した。昨年同様ライブ配信に関しての申込みの参加率は低く、アーカイブ配信希望者が大半であった。自身の都合で受講できるアーカイブ配信の再生回数は増加し、今後もアーカイブ配信の実施を継続するべきである。
(2) アンケートの回答について
Googleフォームを使用しアンケートを実施した。回答率を上げるために、受講開会時、閉会時にアンケートについてのアナウンスを行い、受講資料については受講後アンケート回答後にURLを表示しダウンロードができるように案内した。しかし、第二弾においてはアンケート回答率が思いのほか伸び悩んだ。来年度の検討課題の一つとしたい。
(3) 研修形式について
昨年に引き続き、ライブ配信とアーカイブ配信によるオンライン研修を併用した現代のニーズにマッチした研修プログラムを構築することができた。年代別でみると20代~60代まで幅広い層で参加が増え、オンラインによる研修が生活の中でより身近となったのではないかと感じる。働き盛りの年齢層で学びたいという気持ちに答えられた形となった。
ホームページやインスタグラムの活用で研修案内がより周知できたこと、QRコードで簡単に申し込むことができたことで多くの管理栄養士・栄養士の受講を可能にした。
(4) 研修開催の案内について
昨年度に続き、チラシの作成を業者に委託し、会員の有無関係なく、管理栄養士・栄養士の配属がある県内の事業所へ開催要領とともに案内を送付した。その他、関係機関へメールの配信の依頼も行ったが、チラシや開催要領を実際に見ての申込みが多かった。
(5) 内容について
第1弾と第2弾にそれぞれテーマを決め企画した。日本栄養士会で活躍されている先生に依頼し、国の施策から地域の取り組みまで学べる内容となり、管理栄養士・栄養士の最先端を学ぶことができ、より充実した内容となった。申込者数も大変多く受講前からの関心の高さがうかがえ、また、講演内容の評価は概ね良く、価値の高い研修となったと考える。
(6) 非会員について
本研修会は非会員も“無料”で参加できるため、会員・非会員関係なく様々な職場環境に勤務する管理栄養士・栄養士がスキルアップすることができる良い機会と捉えている。
入会しない理由として、「会費が高い」「忙しいため研修に参加できない」とあるが、(公社)日本栄養士会及び(公社)滋賀県栄養士会はほぼすべての研修会がe-ラーニングも含めたオンライン研修となっており、学びを継続したい管理栄養士・栄養士のニーズに答えられる形となっているため、次年度も継続してそれらの情報も含めて発信していきたいと考えている。
今年度の研修会の申し込みでは非会員は約4割を占めることになり、受講された方の中には「学んでいくことの大切さ」を感じ、アンケートにて入会の検討をすると回答された方もいた。会員となることで、専門知識や実践力ついての学びの継続ができるという発信をしっかり行い、今後にも繋げていきたい。
(7) まとめ
「地域共生社会における管理栄養士・栄養士の役割」を大きなテーマに掲げ開催した本講習会は、昨年度より大幅に受講者が増加した。受講後アンケートからも日ごろから抱いている疑問を共有できたことや、専門知識をブラッシュアップする必要性など、継続し学ぶことの大切さ等を強く感じてもらうことができたといえる。たくさんの記述意見の回答もあり、熱心に受講されたことがうかがえた。
今回は第2弾アーカイブ配信終了後に、見逃し配信としてさらに2週間延長配信を実施し、大変好評のうちに終えることができた。次年度もより多くの管理栄養士・栄養士の受講を可能にしたい。
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