栄養士再教育講習会(令和6年度)事業結果
1.事業内容
受講方法:ライブ配信(zoom)+アーカイブ配信
受講期間:【第1弾】令和6年12月21日【第2弾】令和7年1月19日
研修内容
月日 | 時間 | 内容 |
【第1弾】 12月21日(土) |
第一弾テーマ:「地域の健康を支える栄養~滋賀県における栄養施策と地域栄養ケアの広がり」 |
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13:00~13:10 |
開会・あいさつ |
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13:10~14:40 |
「滋賀県の栄養施策の動向~管理栄養士・栄養士に期待すること」 【講師】滋賀県健康医療福祉部 健康しが推進課 |
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14:40~14:50 |
休憩 |
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14:50~16:20 |
「栄養で広がる地域の輪~滋賀県栄養士会の地域栄養ケア体制~」 【講師】公益社団法人滋賀県栄養士会 |
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16:20~16:30 |
閉会・事務連絡(アンケート) |
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【第2弾】 1月19日(日) |
第二弾テーマ:「次世代を育む栄養ケア~女性と子どもの健康を支える食の力~」 |
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9:00~9:10 |
開会あいさつ |
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9:10~10:40 |
「プレコンセプションケア~女性のライフサイクルを通じた栄養の重要性~」 【講師】ハーバード公衆衛生大学院栄養部門 |
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10:40~10:50 |
休憩 |
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10:50~12:20 |
「今の小児栄養の問題点~思春期を前に乳幼児期につけたい食の力~」 【講師】株式会社Dental・RD 代表取締役 |
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12:20~12:30 |
閉会・事務連絡(アンケート) |
2.受講者の状況
(1)全体
第1弾 | 第2弾 | ||
ライブ配信 |
申込者数/参加者数(率) |
36人/25人(69.4%) | 30人/23人(76.6%) |
アーカイブ配信 | 申込者数 | 142人 | 172人 |
※ライブ配信の申込者にも配信をしています。 | |||
再生回数 | 196回 | 421回 | |
アンケート回答数(率) | 93人(65.5%) | 103人(59.2%) |
※これ以下はアンケート結果より
(2)職種
第1弾 | 第2弾 | |
管理栄養士 | 83人 | 88人 |
栄養士 | 10人 | 15人 |
計 | 93人 | 103人 |
(3)会員
第1弾 | 第2弾 | |
会員 | 81人 | 89人 |
非会員 | 12人 | 14人 |
計 | 93人 | 103人 |
(4)所属
第1弾 | 第2弾 | |
地域活動事業部 | 36人 | 43人 |
医療事業部 | 12人 | 18人 |
福祉事業部 | 21人 | 23人 |
公衆衛生事業部 | 18人 | 12人 |
学校健康教育事業部 | 4人 | 5人 |
勤労者支援事業部 | 0人 | 1人 |
研究教育事業部 | 2人 | 1人 |
現在は所属なし | 0人 | 0人 |
計 | 93人 | 103人 |
(5)年代
第1弾 | 第2弾 | |
20代 | 10人 | 5人 |
30代 | 21人 | 22人 |
40代 | 19人 | 20人 |
50代 | 27人 | 31人 |
60代 | 10人 | 16人 |
70代以上 | 6人 | 9人 |
計 | 93人 | 103人 |
(6)受講方法
第1弾 | 第2弾 | |
ライブ配信 | 25人 | 23人 |
アーカイブ配信のみ | 68人 | 80人 |
計 | 93人 | 103人 |
3.アンケート結果(抜粋)
*本研修会をどのようにして知りましたか。(複数回答可)
※第1弾、第2弾アンケートを合算
回答数 | |
滋賀県栄養士会から送られてきた 「郵送物(研修案内)」を見て(会員宛) | 159人 |
滋賀県栄養士会から送られてきた 「郵送物(研修案内)」を見て(事業所宛) | 28人 |
滋賀県栄養士会ホームぺージを見て | 8人 |
滋賀県栄養士会のInstagram(インスタグラム)をみて | 4人 |
滋賀県社会福祉協議会からの案内メールを見て | 3人 |
滋賀県健康医療福祉部からの案内メールを見て | 4人 |
滋賀県保育協議会からの案内チラシを見て | 5人 |
その他(友人・知人の紹介、研修担当者等) | 7人 |
*(非会員)栄養士会へ入会されない理由を教えてください。(複数回答可)
※第1弾、第2弾アンケートを合算
回答数 | |
会費が高いから | 17人 |
忙しいため研修に参加できず会費がもったいないから | 15人 |
魅力的なイベント(研修等)がないから | 2人 |
向上心がないから | 3人 |
入会しなくても栄養士の仕事をする上で 困らないから | 2人 |
管理栄養士・栄養士の資格を使った仕事をしていないから | 1人 |
個人的な事情 | 1人 |
4.総評(アンケートより)
(1)受講者数について
今年度も引き続きライブ配信とアーカイブ配信を実施した。年代別にみると30代以降の参加が多く、職域は異なるものの、日頃の業務に活かせる内容として評価されたと感じる。一方で、20代の参加は予想より低い結果となり、管理栄養士・栄養士として仕事に就いたばかりの方も含め、より幅広い層に参加したいと感じる内容を目指したい。
(2)アンケートの回答について
Googleフォームを使用しアンケートを実施した。昨年同様、受講資料については受講後アンケート回答後にURLを表示しダウンロードができるように案内した。しかし、受講しながらの資料を希望する声やダウンロードをせずに画面を閉じてしまったという後からの問い合わせも数件あり、わかりやすい案内方法を検討する必要があると考える。
(3) 研修形式について
昨年に引き続き、ライブ配信とアーカイブ配信を組み合わせたオンライン研修を実施し、現代のニーズに適応した形で提供できた。アンケート結果からも、受講者が自分の都合に合わせて視聴できるアーカイブ配信は高い評価を得ており、今後も実施することが望ましい。
(4)研修開催の案内について
例年通り、チラシの作成を業者に委託し、会員の有無関係なく、管理栄養士・栄養士の配属がある県内の事業所へ開催要領とともに案内を送付した。その他、関係機関へメールの配信の依頼も行ったが、チラシや開催要領を実際に見ての申込みが多かった。また、ホームページやInstagramを活用することで研修の周知が広がり、QRコードを使用し簡単に申し込みができることで、多くの管理栄養士・栄養士が受講しやすい環境を整えることができた。
(5) 内容について
第1弾と第2弾にそれぞれテーマ設定し企画した。昨年度は国の施策について学んだが、今年度は滋賀県の施策や取り組みに焦点を当てたことで、より身近に感じられる内容となり、受講者の理解度も深まったと感じる。また、滋賀県でも取り組まれているプレコンセプションケアについて、管理栄養士・栄養士としてどのように関わっていけるのかを分かりやすく伝えることができ、関心をもってもらいやすい内容となった。
(6)非会員について
本研修会は、非会員も無料で参加できるため、会員・非会員を問わず、さまざまな職場環境で働く管理栄養士・栄養士がスキルアップをする貴重な機会となっている。また、非会員を対象に来年度の滋賀県栄養士会の研修の案内を希望するか受講後アンケートに追加したところ、約二割の方が案内を希望された。
今後も、会員となることで専門知識や実践力を継続して学べることを積極的に配信し、さらなる参加促進につなげていきたい。
(7)まとめ
今年度は「地域と共に築く滋賀の未来~みんなで育てる、みんなで支える~」を大テーマに掲げ、滋賀県の栄養施策が地域とどのように結びつき、地域住民とどのように連携していくかについて理解を深めるとともに、実務に即した知識を習得する機会となった。
また、「地域栄養ケア体制の構築」や「プレコンセプションケア」といった重要なテーマについて学び、これらのテーマは、今後の地域医療や予防医療の発展において重要な視点となり、参加者それぞれの現場に持ち帰る貴重な知見となったと考える。
今後も、滋賀県の未来をより良いものにしていくために、地域に根ざす管理栄養士・栄養士としての責務と重要性を改めて認識する研修会となった。
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